random ramblings on random things
公開と非公開の中間領域での個人的実験空間

フロントページはhugoで作ってMastodonタイムライン埋め込みということで自分の中では満足感と言うか納得感が十分得られたのでこれでよし。Cloudflare Pagesで公開しているので自前サーバーが倒れようと、ネットが不通になろうと問題なし。まぁいまさら「フロントページ」もクソもないんだけど、適当に思うままにやるのだ。というか、他のサイトはある意味いつ落ちるかいつ落とすかわからない自前サーバーでやりたいので、一箇所はまず落ちないサーバーに設置してフロントページと言うか案内板と言うかそういうサイトにしておきたかったんだよな。それがここ。

あとまだ他に自前サーバーで作りたいサイトが3つ。いやサイトを作りたいと言うかどんな使い心地か実際に試してみたいプラットフォームというかは、dokuwikiサイト、htmlyを使ったサイト、gravを使ったサイト。サイトを作ってそこで何かをしたいというより、それらを使ったサイトを作って運用したいという何かなんだよな。構造とか枠組みを作るところに喜びを見出している。目的と手段が逆転していると言うより、最初から手段が目的なのである。

各プラットフォームの所感

WordPress.org 日本語

昔からいじってきたからもういいかなと言う感じ。セキュリティ的にも面倒くさいしな。サーバーのログ見てると設置した直後からどこから嗅ぎつけたのかWordpressのあちこちをつついてくるアクセスがワラワラくる。訪問者じゃなくて攻撃の隙を見つけようとしているなにか。なのでインストールしてまず入れるのがセキュリティなあれこれ。ブログしたいってだけなのに、まずやるのがガチガチに防御を固めるなにかっていう。面倒くせぇ。あと重い。全体的に重い。なんでもできるけどね。でも重い。まぁとにかくもういじるの飽きた感強し。

Grav - A Modern Flat-File CMS | Grav CMS

いわゆるフラットファイルCMS。データベースは使わずに各ページはテキストファイルに保存されていく。なのでサーバーを変更するときも、そのディレクトリをざっとコピーするだけで基本的に動く。バックアップもディレクトリコピーするだけ。データベースをエクスポートして云々とか、データベースのアップデートであれこれやってみたいな面倒なことは一切ない。最高である。

投稿が妙に面倒くさいなという印象が強い。が、それを我慢して色々弄り続けていたら何となく味が出てきた。自分がやりたいこと、必要だと思うことは一通り問題なくできる。

ブログの投稿は他に比べると手順が面倒くさい。あと、テーマ切り替えも面倒。あるテーマで作ったサイトを別テーマに切り替えると、テーマごとにディレクトリ構造に違いがあるらしくサイトがめちゃくちゃになりがち。

しかしだ、それでも使い続けていると何となくこれ一本で何でもできそうな可能性はとても感じる。でも一般的な感覚では、ブログよりも企業のパンフレット的な固定サイトが得意なのかなって印象。ブログはおまけで、他のあれこれがメインでやりたいって時は最適な感じがする。

解説記事みたいなのは日本語でもぼちぼち見つかる。けどお前ら絶対つかってねーだろっていう。日本で本格的に使ってるサイトってほぼないんじゃないかな、たぶん。世界的にもまぁそんなにないだろな。世界は相変わらずWordpressな世の中なわけで。でも使ってるサイトが少ないってことは弱点を狙われる可能性も低い。つついてくるのは大抵Wordpressの弱点狙いだから、Gravは仕組み的に違うので問題ない。大抵は。セキュリティ対応も早くて好印象。

開発は主要メンバーが3人いたらしいけど今は1人らしい、というのが微妙な懸念点ではあるけど、どうなんだろ。フォーラムで「Gravもう終わりじゃね?」みたいな投稿に「現在特に問題もないし、緊急に付け加えるべきなにかもないし、非常に健在な状態である」という趣旨のメッセージをだしていた。開発ももう10年以上続いて、プラグインやテーマ作っている人たちもそれなりにいるのだから、まぁどうにかなるんじゃね?っていう。どうにからなないなら、他に移す。ただそれだけ。Markdownのフラットファイルだからそれも比較的ラク。

R.I.P. Grav CMS (it’s Alive!) - General - Grav Community Forum

HTMLy - PHP Blogging Platform, Flat-File CMS

こちらもフラットファイルCMS。同じく色々がお気楽で最高である。固定ページも作れるけど、Gravよりもさらにブログに特化している感じかな。日本語化はされていないので、AIに翻訳させたja_JP.iniファイルを作らせて日本語化して終わり。

主要開発者が一人というのが、まぁ不安要素ではあるけどそこは現在のGravと同じ。超マイナーな物好きな自分としては何の問題もなし。Gravと同様にフラットファイルなので、開発中止など不測の事態が発生したら、まぁちょいちょいと手直しは必要だけどファイルコピって他のフラットファイルCMSに移る。素晴らしい。

日本語情報はほぼなし。数年前に何処かで紹介されて、その余波でちらほら解説的なことを書いてるサイトがあるけどただそれだけの一過性の何かで、たぶん日本で使ってるサイトはほぼ無いのではないか?というか世界でもないやろ。

使い勝手はシンプルで軽いし、機能的にも必要十分。ja_JP.ini作ってもRSSが文字化けしてるのを修正しないといけないけど、やり方忘れた。AIと話し合えばどうにかなるやろ。まぁ今どきRSS使ってんのもいないだろって感じだけど。

自分的にはそういうのはどうでも良くて、開発者自身がちゃんと自分のブログで使っていて、脆弱性が見つかった時はちゃんとすぐに修正されている。そのこつこつした姿勢だけで割と評価高いのである。

ja:dokuwiki [DokuWiki]

こちらもフラットファイルwiki。個人的にとにかくフラットファイルである。すべてのページは単なるテキストファイル。最高である。gemini-cli等々のAIとの相性もバッチリである。「これらのページにタグ付けして」で勝手にタグ付けしたりあれこれやってくれたり。それは上のGravでもhtmlyでも同様。とにかくフラットファイルの恩恵はでかすぎる。

あと頻繁にサーバー機を入れ替えたり、あちこちに移動させたりドメイン変えたりしたくなるので、とにかく丸ごとディレクトリコピって終わりというのはとんでもなく重要。移動させるたびにデータベースエクスポートして、別のマシンにデータベースインストールしてあれこれ設定して、インポートしてとかやってられんわ。まぁ機能的にはDB使ったほうがあれこれ良い点もあるというのはわかるけど、自分的にはとにかく気軽に簡単にあちこち移動できるというのは最重要点なのである。

初版のリリースは2004年と、まぁもう20年以上つづいてるわけだし今でも更新されてるし意外にあちこちで使われているしで、開発停止とかなくなるような心配は必要ない感じ。プラグインとか更新止まってるやつばかりじゃね?と思っていたら、先日本体がアップデートでプラグインがあれこれ動かなくなってんなーと思ってたら、意外に次々にプラグインもそれに合わせて修正版がアップデートされてたから、何だよ結構生きてんじゃんみたいな。結局、安定しているから特にアップデートする必要性もないというそういう様子。素晴らしいことである。

んで、何となく思うけど、webサイト作るならdokuwiki一本でブログでもなんでも全部いけるんじゃね?って気がしている。気がしていると言うかたぶん間違いなくいける。更新も極めて楽だし、長期的にはとてもよさそうだし続けられそうな予感ある。まぁページ数が膨大になってくるとうまい具合にまとめるのが大変になりそうだけど、それはブログも同じ。でもやはり大量のブログ記事を整理するよりはずっとラクかな。

これもフラットファイルだからAIと相性がいい。コマンドラインで使えるAIに「このタグ、こっちに差し替えて」って頼むだけであとは勝手に書き換えてくれる。天国である。やぱ長期的にはこれかもなー


hugoでフロントページ作ってんのに、なぜ他にいる?という感じだけど、やっぱGUI欲しいんだよな。hugoはなんというか…形が見えない。専用の編集画面が欲しい。それがないとなんだか落ち着かない。

あとなるべくラクをしたい。hugoは仕組みが他に比べて面倒くさいので長期間放置すると、その仕組みや投稿の仕方を忘れてしまって、再度使う時に非常にハードルが高いと言うか、再学習するのが面倒くさいんだよな。もう一度何がどうなってるか把握するためにあれこれ調べるぐらいならもう全部消すわって勢い。実際それが面倒で消したことある。GUIがあればどんなに長期間放置して何もかも忘れてても、とにかくログインして「投稿」押せば投稿できるじゃん、みたいな。そゆかんじ。

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